陶土製品| Clay
Powder:蛙目中目
月明りで蛙の目のごとく珪砂粒が光って見えたことから由来。焼きものを代表する粘土。珪砂を多く含み耐火度が高い。粘土分と砂分のバランスを見て、道具土にも使うことができる。他の粘土と混ぜ合わせ、土味のある材質感を出すことにも有効的。中目は8目篩い。
Powder:木節中目
花崗岩が雨水などによる風化 溶出 水簸などを繰り返し沈殿、蛙目が先にできる。その後、また雨水などで川下に運ばれその際に森の木々たちを巻き込んで堆積した二次粘土が木節。有機物とバクテリアの作用で粘性が強く伸びやか。
Powder:白泥中目
耐火度が高い。焼き上がりは白く、焼き肌はヒビが入る表情が特徴的。可塑性と粘りに富む。粗目。
Powder:美濃黄土中目
美濃地方の黄土。黄土の中では比較的耐火度が高い。鉄分を多く含み伸びやかな可塑性がある。焼き締めや南蛮土、粉引きの土としても。
Powder:鬼砂中目
天然鬼板が風化したものと珪砂と粘土が混じり合った荒粉砕。手触りはほぼ砂状でざくざくとした素材感。可塑性にやや乏しいが耐火度が高い。黄土などに練り込むことにより耐火度を上げたり鉄分量を調整でき、還元焼成では鉄粉が顔を出してあばれる。後継原土は87. 赤鬼。 ※パッケージのみの販売※
Powder:伊賀黄土中目
伊賀地方の黄土。粘性は少し大人しく、ざっくりとした大胆な削りができる。耐火度は低く、南蛮等に向いている。
Powder:伊賀白土中目
伊賀地方の白土。粗目の長石粒と珪砂粒が半々、ザクザクとした手触り。粘性は中くらいで、程よく鉄分を含む。灰釉との反応がよく、緋色が出やすく薪窯と相性が良い。
Powder:古美濃土中目
キメ細やかで、粘土層の時代背景からも山茶碗に使用されていた土ではないかと考察される。 焼成収縮が大きく、耐火度が低め。1150度〜1180度程度が適温。南蛮や山茶碗のように低温で焼き締めができる土。耐火度の高い土とブレンドして耐火度を上げることができる。古美濃シリーズは、ほかに30目と練り土がある。
Powder:アーモンド中目
鉄分は少なめ、落ち着いた橙色。適度な粘性。耐火度が高く、単味で成形が可能。井戸茶碗のような焼きあがり。
Powder:恵那もぐさ
鉄分を多く含み、ふわりと多孔質。粘性は少なく、単味での成形は難しいが化粧土や塊など、強い素材感を楽しめる。耐火度は低いが、焼成後の風合いが独特。 ※希少となりそろそろ終了・パッケージのみ※
Powder:蛙目30目
ろくろで削りの時、わずかにスジを引く位の粗さ。既存の粘土に粗さの調整としても有効。
Powder:木節30目
木節粘土の30メッシュ。既存の粘土に可塑性を加えたいときにも有効。ベースは白いがクリーム色掛かったわずかな鉄分を含む。
Powder:白泥フレット
白泥原土を石臼でのフレットミル擂りした粉体。ザラザラとした質感は残したまま。様々な形で化粧土としても素材感がある。
Powder:美濃黄土フレット
美濃黄土原土を石臼でフレットミル擂りした粉体。耐火度が高い。可塑性が高く、粘りが強い。鉄の含有量が多いが、鉄粉が少ない。
Powder:鬼砂フレット
鬼砂原土を石臼でフレットミル擂りした粉体。鬼板の砂目がすり潰されている。細かな鉄粉調整に。後継原土は87. 赤鬼。 ※終了※
Powder:伊賀黄土フレット
※終了※ 伊賀黄土原土をフレットミル擂りした粉体。耐火度が低い。南蛮向き。黄土単味の水簸したものに混ぜるとコシができ中心切れが防げる。乾粉のまま擦りつけたり、磨き込んだりも。
Powder:伊賀白土フレット
伊賀白土原土をフレット擂りした粉体。化粧土として表面にコーティングすることで灰釉との反応が◎粘土の中に珪石と長石が混在し、粘性は中ぐらい。緋色が出やすい。
Powder:古美濃土30目
キメ細やかで、粘土層の時代背景からも山茶碗に使用されていた土ではないかと考察される。 焼成収縮が大きく、耐火度が低め。1150度〜1180度程度が適温。南蛮や山茶碗のように低温で焼き締めができる土。耐火度の高い土とブレンドして耐火度を上げることができる。古美濃シリーズは、ほかに中目と練り土がある。
Powder:アーモンドフレット
黄土原土を石臼フレットミル擂りした粉体。ちりめんが出やすい。耐火度を保ったまま、黄土の調整として。化粧土としても。落ち着いた橙色。
Powder:白絵土
梅花皮化粧に向く、白さが特徴的なカオリン。粘土分をうまくブレンドさせて使用すると良い。美濃の山の薄い粘土層の、唯一の国産カオリン。上質で希少。※終了 / 再採掘待ち※
Powder:ピンク砂目もぐさ
天然もぐさ原土。ざくざくとした手触り。可塑性はあまりない。ほんのりとした鉄分。耐火度は中くらい、薪窯などに。
Powder:ピンク黄土もぐさ
天然もぐさ原土。ほのかな鉄分を含み、柔らかく明るい発色。単味でも成形できる。薪窯などに。
Powder:ピンクもぐさ
天然もぐさ原土。もぐさ土としては一番上質。耐火度は高い。多孔質な粒子で構成されており、焼きあがりの手取りも軽い。ざっくりとしてちりめんの削りができる。単味でも成形できる。薪窯などに。
Powder:キノセ
長石粒を多く含み、可塑性はほとんどない。石ハゼを期待して、ほかの土に混ぜても良い。単味では磁器のような透光性がある。
Clay:志野
志野土。美濃焼きの代表的な粘土。土物の白系土。耐火度が高い。成形がしやすく、あらゆるベース粘土としても。55目。
Clay:ひなげし
土物の白系土。焼き締まり、汚れが付きにくいためうつわにも向く。成形しやすい。 55目。
Clay:みずなみ土
ろくろで削る際、少しガリっと引っかかる粗さ。土物のうつわ用としても。手びねり成形にも向く。30目。
Clay:みずなみ土荒
みずなみ土に粗目を加えたもの。20目。
Clay:五斗蒔土
安土桃山時代の志野・織部・黄瀬戸にも向く。サクッとするが成形がしやすい。作りやすく耐火度が高いため、土により様々な土の風合いを生かしながらブレンドするベース土にも。
Clay:五斗蒔黄土
安土桃山時代の志野・織部・黄瀬戸にも向く。柔らかい黄土。サクッとするが成形がしやすい。作りやすく耐火度は比較的高め。土により様々な土の風合いを生かしながらブレンドするベース土にも。
Clay:月白細目
作りはじめて40年余り経つ、歴史ある月白シリーズ。土物の土味を残しつつ、半磁器よりやや土寄り。ろくろの削り目はほとんど出ない。よく焼き締まり丈夫で、うつわにも◯。50目。38.月白より細やか。
Clay:月白
作りはじめて40年余り経つ、歴史ある月白シリーズ4種。土物の土味を残しつつ、半磁器よりやや土寄り。ろくろの削り目が少し出る。よく焼き締まり丈夫で、うつわにも◯。30目。
Clay:月白荒目
土物の土味を残しつつ、磁器と土物の中間よりやや土寄り。月白土をベースに、月白より荒い粒子が多い。月白より粗目。よく焼き締まり丈夫で、食器にも向く。
Clay:月白特荒
土物の土味を残しつつ、磁器と土物の中間よりやや土寄り。月白土をベースに、月白荒目より荒い粒子を多く含む。月白シリーズ4種の中で最も粗目。よく焼き締まり丈夫で、食器にも向く。
Clay:ニューホワイト
真っ白な土物で、カオリンベース。耐火度が高い。多少の吸水性があり、食器に使うには工夫が必要。白さを利用したオブジェなどに向く。
Clay:美濃炻器
昭和中頃から作り続けている、歴史ある炻器土。ロングセラー。きめが細かく作りやすい。よく焼き締まり、うつわにも◯。緋色がくるので無釉にも、染付にも。 1mm厚のタタラ作りも可能。
Clay : 瀬戸内
暗めの黄土色の焼き上がり。ざらりとした質感でよく焼き締まる。44. 美濃炻器よりすこし粗目。
Clay : 山吹
滑らかで伸びやか。美濃炻器土よりも少しトーンが明るい。ロングセラー。
Clay:あずき
恵夢土より細かく、滑らかな質感。食器に向く赤土。耐火度は中くらい。ロングセラーのあずきシリーズ。
Clay:荒あずき
ろくろでの削りで、少しスジを引く粗さ。食器に向く赤土。あずきより耐火度が高い。コシがあり気孔率が増え乾燥もスムーズ。タタラもひずみにくい。ロングセラーのあずきシリーズ。
Clay:美濃南蛮
黄土ベースの赤土。焼き締めにも◎ 耐火度が低め。
Clay:種子島
きめ細やかな黄土。耐火度が低め。1150度〜1200度程度が適温。須恵器や南蛮にも向く。三島や透かし彫り、陽刻のような細かい装飾にも向いている。
Clay:三島富士
柔らかい発色の赤土。鉄分が多く含んでいるが耐火度が高くキメ細やか。象嵌も◎
Clay:恵夢
弊社で最初に開発した歴史ある赤土。ロングセラー。土味のある赤土。耐火度は赤土としては中くらい。コシがあり作りやすい。粉引にも焼き締めにも◎ (AM)
Clay:絵有
酸化焼成で、還元焼成雰囲気が出せる。鉄分が多く、土味のあるすこし粗めの質感。うつわにも◯
Clay:胡桃
耐火度が高い。耐火度の低い土とブレンドすることでオリジナルの赤土を作ることができる。 ざくざくと粗い質感の赤土。
Clay:栗皮
鉄分が多く含まれる赤土。キメは粗いが成形しやすい。酸化焼成で、還元焼成雰囲気が味わえる。
Clay:濃山吹
耐火度が高い。 鉄粉が少ない、明るい発色の赤土。1200℃程の少し低めの焼成でテラコッタのような発色に。薪窯の火前で南蛮土より明るめの焼き締めができる。
Clay:炭化黒
炭化焼成のような発色が期待できる。焼き締めにも。30目の粗さ。
Clay:墨くろ
細かく滑らか。耐火度が高め。酸化焼成向きで、繰り返し焼成してもへたりにくい。(NKB)
Clay:荒墨
鉄分が多いが、シバリング対策(剥離対策)がしてあるため還元焼成でも。黒目の粉引きとしても◎素地と化粧の白さとコントラストが期待できる。(TBK)
Clay:枇杷
手作業の製造工程が特に多く、超微粒子をはじめ様々な粒子の原土が混在する他にはない陶土。酸化焼成で明るい枇杷色に発色する。耐火度は中くらい。1200度程度が適温。
Powder:マスタード中目
耐火度は黄土としては中くらい。 鉄粉などの雑味がある。
Powder:マスタードフレット
マスタード中目をフレットミル擂りした粉体。耐火度は黄土としては中くらい 鉄粉などの雑味があり、鬼板が風化したような風合い。
Powder:海ねこ ※終了※
鉄つぶてが出て、荒々しい原土。耐火度は低め。池の底で熟成しねばりが強く、ろくろがひきやすい。手びねりにも◎ ※終了※
Powder:ブルーチーズ ※終了※
長石、硅石、カオリンが混ざった原土。耐火度が高い。 ※終了 / 再採掘待ち※
Powder:みずなみ赤
小石混じりの赤土原土。土の自然感を楽しめるように原土4目。耐火度高め。
Powder:遠山もぐさ
非常に収縮率の高い、きめ細やかな赤土原土。耐火度が高い。
Clay : 唐津もぐさ
暖かみのある焦茶色。もぐさ特有のちりめんが出る。耐火度は高め。
Powder : パプリカ
収縮の大きさを生かして化粧土に。酸化焼成で味と深みのある小豆色。還元で黒色に発色。耐火度は中くらい。単味での成形は難しい。原土のみの販売。
Clay:耐熱赤
ジンバブエ産ペタライトの耐熱土。1200度くらいの焼成がベスト。膨張係数を合わせた釉薬を使用すると、焼き上がりの強度が◎ ※希少となり長年使い続ける皆さまへのお作りを優先させて頂いております。何卒ご了承くださいませ。
Clay:耐熱白
ジンバブエ産ペタライトの耐熱土。1200度くらいの焼成がベスト。膨張係数を合わせた釉薬を使用すると、焼き上がりの強度が◎ ※希少となり長年使い続ける皆さまへのお作りを優先させて頂いております。何卒ご了承くださいませ。
Clay:白もぐさ
もぐさのちりめんが出る。耐火度は高い。ひなげしと同様、アイボリーのような自然な発色。
Clay:山吹もぐさ
もぐさのちりめんが出る。耐火度は高い。黄色~橙色に発色、よく緋色がくる。
Clay:陶彫赤
手びねり、大型のオブジェ、塊作り、くり抜き作りに向く。ロクロ成形も◎ 繊維がブレンドされ乾燥強度に優れ、薄くも厚くも◎ 粗く、コシがあり、伸びやかで作りやすい。衝撃に強く、丈夫。
Clay:陶彫白
耐火度が非常に高い。 手びねり、大型のオブジェ、塊作り、くり抜き作りに向く。ロクロ成形も◎ 繊維がブレンドされ乾燥強度に優れ、薄くも厚くも◎ 粗く、コシがあり、伸びやかで作りやすい。衝撃に強く、丈夫。
Clay:陶彫ニューホワイト
カオリンだての土物で非常に白い発色。耐火度が高い。 手びねり、大型のオブジェ、塊作り、くり抜き作りに向く。ロクロ成形も◎ 繊維がブレンドされ乾燥強度に優れ、薄くも厚くも◎ 伸びやかで作りやすい。衝撃に強く、丈夫。
Clay:陶彫山吹
手びねり、大型のオブジェ、塊作り、くり抜き作りに向く。ロクロ成形も◎ 美しい茜色に発色する。繊維がブレンドされ乾燥強度に優れ、薄くも厚くも◎ 伸びやかで作りやすい。衝撃に強く、丈夫。
Clay : 白樺細目
83.白樺より細やか。 耐火度が高い。可塑性と粘りに富む。焼き上がりは白く、焼き肌は白樺より優しく細やかなヒビが入る表情が特徴的。
Clay : 白樺
可塑性と粘りに富む。耐火度が高い。焼き上がりは白く、焼き肌は細かいヒビが入る表情が特徴的。粗目。 ※白泥練りの後継陶土/白泥原土はPowder 4 & 14※
Clay : 古美濃
キメが細かく、粘土層の時代背景からも山茶碗に使用されていた土ではないかと考察される。日本人の美意識を揺さぶるような風合いが特徴。 焼成収縮が大きく、耐火度が低め。1150度〜1180度程度が適温。南蛮や山茶碗のように低温で焼き締めができる土。耐火度の高い土をブレンドすることで耐火度を上げることができる。古美濃シリーズは、ほかに中目と30目がある。
Clay : 強もぐさ
もぐさの土味を生かしながら、大物のくり抜き、陶板、塊づくりができる。 ちりめんを生かした織部にも向く。 耐火度が高い。
Clay : 濃あずき
あずき三姉妹。 粒子の粗さはあずきと同様。鉄分の含有量はあずきや荒あずきより多い。ビスクと釉薬のコントラストが素敵。
Powder : 赤鬼
5.鬼砂の後継原土。天然鬼板が風化して珪砂と粘土混じりの荒粉砕。可塑性に乏しいため、単身での成形は難しい。耐火度が高い。ほかの土に練り込むことにより耐火度を上げたり、鉄粉量を調整でき、還元焼成では鉄粉が顔を出してあばれる。
Powder : 奈々
非常に可塑性に富み、単味での成形が可能。還元焼成で橙色に発色し、ところどころに鉄粉が吹く。耐火度は中くらい。
Clay : みずなみ細目
みずなみ土からすこし粗さを抜いたもの。スジを引かない。土物の食器用としても手びねり成形に向く。50目くらい。
Clay : 木蓮
41.ニューホワイトと42.上磁器の間。 上磁器より土味を生かした、磁器化しない柔らかく伸びやかな白い土。 主に食器に向く。 可塑性が高くろくろびきにおすすめ。 白いオブジェはニューホワイト。 食器は木蓮。 磁器の白さを求める方は上磁器がおすすめです。
Clay : 彫塑土
彫塑用の陶土。指紋のあとがつくほどきめ細やか。彫塑土ながら焼成も可。