陶土製品| Clay
通常製品(原土は約20kg、陶土は1本約15kg)に加え、小分けパッケージをご用意しております。
パッケージは、原土パウダーとクレイの2種をご用意、制作用サンプルとしてご活用いただけます。
原土パウダー商品は、厳選した「原土」を素材感を生かしたまま粉砕しております。既存の粘土にスパイスの様な感覚でお使いいただくと、より陶芸の楽しみや、土を使って物を生み出す深みが味わえると思います。クレイ商品は、カネ利オリジナルのブレンド土を約1.5キロづつ小分けしております。手触りと焼成のテストにお使いください。
ご要望の陶土や原土がお決まりの方は、お名前、ご住所、電話番号を添えて、カネ利陶料の公式LINE(ID/@kaneri)までご連絡下さい。
また、土に関してのお問合せもLINEから承っております。焼成テストピース画像は、焼きながら随時更新いたしております。
初めてお使いの土は小分けパッケージをおすすめしております。
通常製品は、陶土や原土により価格が異なりますのでお問い合わせください。ご送金確認ののち、全国発送いたします。(佐川便、または150kg〜日通貨物便 ※要ご相談)
Powder:蛙目中目
月明りで蛙の目のごとく珪砂粒が光って見えたことから由来。焼きものを代表する粘土。珪砂を多く含み耐火度が高い。粘土分と砂分のバランスを見て、道具土にも使うことができる。他の粘土と混ぜ合わせ、土味のある材質感を出すことにも有効的。中目は8目篩い。
Powder:木節中目
花崗岩が雨水などによる風化 溶出 水簸などを繰り返し沈殿、蛙目が先にできる。その後、また雨水などで川下に運ばれその際に森の木々たちを巻き込んで堆積した二次粘土が木節。有機物とバクテリアの作用で粘性が強く伸びやか。
Powder:白泥中目
耐火度が高い。焼き上がりは白く、焼き肌はヒビが入る表情が特徴的。可塑性と粘りに富む。粗目。
Powder:美濃黄土中目
美濃地方の黄土。黄土の中では比較的耐火度が高い。鉄分を多く含み伸びやかな可塑性がある。焼き締めや南蛮土、粉引きの土としても。
Powder:鬼砂中目
天然鬼板が風化したものと珪砂と粘土が混じり合った荒粉砕。手触りはほぼ砂状でざくざくとした素材感。可塑性にやや乏しいが耐火度が高い。黄土などに練り込むことにより耐火度を上げたり鉄分量を調整でき、還元焼成では鉄粉が顔を出してあばれる。後継原土は87. 赤鬼。 ※採掘終了/パッケージ残りわずか※
Powder:伊賀黄土中目
伊賀地方の黄土。粘性は少し大人しく、ざっくりとした大胆な削りができる。耐火度は低く、南蛮等に向いている。
Powder:伊賀白土中目
伊賀地方の白土。粗目の長石粒と珪砂粒が半々、ザクザクとした手触り。粘性は中くらいで、程よく鉄分を含む。灰釉との反応がよく、緋色が出やすく薪窯と相性が良い。
Powder:古美濃土中目
キメ細やかで、粘土層の時代背景からも山茶碗に使用されていた土ではないかと考察される。 焼成収縮が大きく、耐火度が低め。1150度〜1180度程度が適温。南蛮や山茶碗のように低温で焼き締めができる土。耐火度の高い土とブレンドして耐火度を上げることができる。古美濃シリーズは、ほかに30目と練り土がある。
Powder:アーモンド中目
鉄分は少なめ、落ち着いた橙色。適度な粘性。耐火度が高く、単味で成形が可能。井戸茶碗のような焼きあがり。
Powder:恵那もぐさ
鉄分を多く含み、ふわりと多孔質。粘性は少なく、単味での成形は難しいが化粧土や塊など、強い素材感を楽しめる。耐火度は低いが、焼成後の風合いが独特。 ※採掘終了・パッケージのみの販売※
Powder:蛙目30目
ろくろで削りの時、わずかにスジを引く位の粗さ。既存の粘土に粗さの調整としても有効。
Powder:木節30目
木節粘土の30メッシュ。既存の粘土に可塑性を加えたいときにも有効。ベースは白いがクリーム色掛かったわずかな鉄分を含む。
Powder:白泥フレット
白泥原土を石臼でのフレットミル擂りした粉体。ザラザラとした質感は残したまま。様々な形で化粧土としても素材感がある。
Powder:美濃黄土フレット
美濃黄土原土を石臼でフレットミル擂りした粉体。耐火度が高い。可塑性が高く、粘りが強い。鉄の含有量が多いが、鉄粉が少ない。
Powder:鬼砂フレット
鬼砂原土を石臼でフレットミル擂りした粉体。鬼板の砂目がすり潰されている。細かな鉄粉調整に。後継原土は87. 赤鬼。 ※終了※
Powder:伊賀黄土フレット
※終了※ 伊賀黄土原土をフレットミル擂りした粉体。耐火度が低い。南蛮向き。黄土単味の水簸したものに混ぜるとコシができ中心切れが防げる。乾粉のまま擦りつけたり、磨き込んだりも。
Powder:伊賀白土フレット
伊賀白土原土をフレット擂りした粉体。化粧土として表面にコーティングすることで灰釉との反応が◎粘土の中に珪石と長石が混在し、粘性は中ぐらい。緋色が出やすい。
Powder:古美濃土30目
キメ細やかで、粘土層の時代背景からも山茶碗に使用されていた土ではないかと考察される。 焼成収縮が大きく、耐火度が低め。1150度〜1180度程度が適温。南蛮や山茶碗のように低温で焼き締めができる土。耐火度の高い土とブレンドして耐火度を上げることができる。古美濃シリーズは、ほかに中目と練り土がある。
Powder:アーモンドフレット
黄土原土を石臼フレットミル擂りした粉体。ちりめんが出やすい。耐火度を保ったまま、黄土の調整として。化粧土としても。落ち着いた橙色。
Powder:白絵土
梅花皮化粧に向く、白さが特徴的なカオリン。粘土分をうまくブレンドさせて使用すると良い。美濃の山の薄い粘土層の、唯一の国産カオリン。上質で希少。※終了 / 再採掘待ち※
Powder:鬼っ子
酸化向き。お好みで鉄粉を吹かせたいときに。 ※パッケージのみの販売※
Powder:粉雪
原料 : 白磁 ※パッケージのみ※
Powder:ピンク砂目もぐさ
天然もぐさ原土。ざくざくとした手触り。可塑性はあまりない。ほんのりとした鉄分。耐火度は中くらい、薪窯などに。
Powder:ピンク黄土もぐさ
天然もぐさ原土。ほのかな鉄分を含み、柔らかく明るい発色。単味でも成形できる。薪窯などに。
Powder:ピンクもぐさ
天然もぐさ原土。もぐさ土としては一番上質。耐火度は高い。多孔質な粒子で構成されており、焼きあがりの手取りも軽い。ざっくりとしてちりめんの削りができる。単味でも成形できる。薪窯などに。
Powder:キノセ
長石粒を多く含み、可塑性はほとんどない。石ハゼを期待して、ほかの土に混ぜても良い。単味では磁器のような透光性がある。
Powder:長石粘土
長石に粘りがあり、縮れがおきる。釉薬などに添加することで特異な釉薬や化粧としても使える。粘性があるが流動性もあるので、単味では成形するには工夫が必要だが、美しい透明性がある。
Powder:ソーケー
花崗岩が風化してできたもの。砕いてお好みの粗さに調整すると良い。
Powder:ソーダ長石
ソーダ(ナトリウム)分の多い長石。少し乳濁する。※終了※
Powder:平津風化長石原鉱
カリウム分の多い長石。透明度が高いのが特徴。※パッケージのみ※
Clay:志野
志野土。美濃焼きの代表的な粘土。土物の白系土。耐火度が高い。成形がしやすく、あらゆるベース粘土としても。55目。
Clay:ひなげし
土物の白系土。焼き締まり、汚れが付きにくいためうつわにも向く。成形しやすい。 55目。
Clay:みずなみ土
ろくろで削る際、少しガリっと引っかかる粗さ。土物のうつわ用としても。手びねり成形にも向く。30目。
Clay:みずなみ土荒
みずなみ土に粗目を加えたもの。20目。
Clay:五斗蒔土
安土桃山時代の志野・織部・黄瀬戸にも向く。サクッとするが成形がしやすい。作りやすく耐火度が高いため、土により様々な土の風合いを生かしながらブレンドするベース土にも。
Clay:五斗蒔黄土
安土桃山時代の志野・織部・黄瀬戸にも向く。柔らかい黄土。サクッとするが成形がしやすい。作りやすく耐火度は比較的高め。土により様々な土の風合いを生かしながらブレンドするベース土にも。
Clay:月白細目
作りはじめて40年余り経つ、歴史ある月白シリーズ。土物の土味を残しつつ、半磁器よりやや土寄り。ろくろの削り目はほとんど出ない。よく焼き締まり丈夫で、うつわにも◯。50目。38.月白より細やか。
Clay:月白
作りはじめて40年余り経つ、歴史ある月白シリーズ4種。土物の土味を残しつつ、半磁器よりやや土寄り。ろくろの削り目が少し出る。よく焼き締まり丈夫で、うつわにも◯。30目。
Clay:月白荒目
土物の土味を残しつつ、磁器と土物の中間よりやや土寄り。月白土をベースに、月白より荒い粒子が多い。月白より粗目。よく焼き締まり丈夫で、食器にも向く。
Clay:月白特荒
土物の土味を残しつつ、磁器と土物の中間よりやや土寄り。月白土をベースに、月白荒目より荒い粒子を多く含む。月白シリーズ4種の中で最も粗目。よく焼き締まり丈夫で、食器にも向く。
Clay:ニューホワイト
真っ白な土物で、カオリンベース。耐火度が高い。多少の吸水性があり、食器に使うには工夫が必要。白さを利用したオブジェなどに向く。
Clay:上磁器
耐火度が高い。ろくろ成形に向いた、コシと粘りのある磁器土。白磁より白さがナチュラル。きめ細かく作りやすい。
Clay:白磁
手作り成形に向いている。白さが特徴の白磁であるが、ほんのりと土物の雰囲気を残す。作りやすい。
Clay:美濃炻器
昭和中頃から作り続けている、歴史ある炻器土。ロングセラー。きめが細かく作りやすい。よく焼き締まり、うつわにも◯。緋色がくるので無釉にも、染付にも。 1mm厚のタタラ作りも可能。
Clay : 瀬戸内
暗めの黄土色の焼き上がり。ざらりとした質感でよく焼き締まる。44. 美濃炻器よりすこし粗目。
Clay : 山吹
滑らかで伸びやか。美濃炻器土よりも少しトーンが明るい。ロングセラー。
Clay:あずき
恵夢土より細かく、滑らかな質感。食器に向く赤土。耐火度は中くらい。ロングセラーのあずきシリーズ。
Clay:荒あずき
ろくろでの削りで、少しスジを引く粗さ。食器に向く赤土。あずきより耐火度が高い。コシがあり気孔率が増え乾燥もスムーズ。タタラもひずみにくい。ロングセラーのあずきシリーズ。
Clay:美濃南蛮
黄土ベースの赤土。焼き締めにも◎ 耐火度が低め。
Clay:種子島
きめ細やかな黄土。耐火度が低め。1150度〜1200度程度が適温。須恵器や南蛮にも向く。三島や透かし彫り、陽刻のような細かい装飾にも向いている。